人物の姿形を捉えた肖像写真は典型的な具象写真だと言って良いだろう。そんな中でも、姿形だけではない何かを伝えようと考える写真作家は少なくない。ここではそれを抽象化と捉えて取り組んだ人物写真を展示する。さて彼らはどんな写真的な手法を用いてそれを実現しようと試みるのだろうか?
X(旧Twitter)写真展サークル主催
<展示ステイトメント> 平林 武彦
ポートレート写真とは、基本的には人物の姿形を捉えた肖像写真だと言って良いだろう。
その意味では鉄道写真とよく似ていると言えそうだ。車両カタログ的な写真と鉄道による旅の写真を比較した際に、どちらが多くの人にとって共感できるものになるのかは想像に難くないが、それはモノとしての車両が旅というコトの文脈の中に置かれることによって、誰もが共感しやすいテーマになるということだろう。抽象化は普遍化につながる。
さて、それではポートレート写真の場合にはどうだろうか?というのがこの展示の問いとなっている。
人物写真という制約の中で、写真作家は抽象化のためにどんな写真的な工夫をするのか?それぞれの出展者が悩みながら取り組んだプロセスと結果の両方を展示という形式で楽しんでいただければ幸いである。
●会期:2024年11月27日(水)〜12月1日(日)
●営業時間:水曜日〜土曜日16:30〜22:00、日曜日15:00〜21:00。(最終入店は閉店の1時間前)
●飲食店のためワンドリンク以上の注文が必要です。ノンアルコールカクテル、ソフトドリンクあり。注文がワンドリンクのみの方は、混雑状況にかかわらず店内滞在時間40分を目安にお願いします。
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