「1枚1枚のプリントが、珠玉の短編小説のようだ」と思った。イメージとしては伊集院静の短編集。1枚のプリントから、1遍を読み終わるごとに心に染み入るようなものを感じるのだ。静かにそこにあるもの、清家さんが見つめているものを感じ取る。余韻とともに、心に何かが宿る。そんな写真展。
本展示は「プラチナパラジウムプリント」14点を展示する。
●会期:2024年2月14日(水)〜2月25日(日)(19、20日は休店日)
●営業時間:水曜日〜土曜日16:30〜22:00、日曜日15:00〜21:00。(最終入店は閉店の1時間前)
●飲食店のためワンドリンク以上の注文が必要です。ノンアルコールカクテル、ソフトドリンクあり。注文がワンドリンクのみの方は、混雑状況にかかわらず店内滞在時間40分を目安にお願いします。
<プロフィール> 清家正信
山口県生まれ 東京写真大学短期大学部(現東京工芸大学)卒。1976からフリーカメラマンとしてTVCM 広告写真 映画を撮る。その傍らライフワークとしての人物、花、風景などの写真の個展を多数発表。近年では古典技法の「プラチナパラジウムプリント」を用いた作品を
制作している。
<ステートメント>
「遠景」という文字が好きだ。その言葉の持つ意味よりも直感できる何かを感じてとても「写真的」な気がしている。
哀愁、叙情、あるいはノスタルジア。そういったものを言葉からは感じるが、それよりも文字から得る具体性のない直感が写真そのものだと思うからだ。
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